秋冬野菜の見通し内容は11月4日の野菜需給・価格情報委員会でまとめられたもので、キャベツ、タマネギ、ダイコン、ニンジン、ハクサイ、レタスの6品目。
冬キャベツは干ばつで定植が遅れたものの生育は順調。価格は前年を下回って推移するとしている。
タマネギは主産地である北海道の悪天候により平年以上のロスが発生し出荷量が下回るため、高値での継続を見込んでいる。
秋冬ダイコンは前年を上回る出荷量で価格は安く推移する見込み。
冬ニンジンは猛暑の影響による生育の遅れで出荷量は平年を下回る。徳島産が出荷される3月まで高値の推移が見込まれる。
秋冬ハクサイは国産キムチなどの加工需要や鍋需要の増加で値上がりの可能性もあるとする。
冬レタスは生育順調で価格も平年並みとしている。
協議会では気象変動への対策の必要性や、価格高騰による野菜の購入量を減らさないよう同じような機能をもつ野菜の情報発信を求める意見が上がった。