国産バイオマスエネルギーの利用促進を図り地域の活性化に貢献しようと、農水省は平成19年度から低コスト・高効率なバイオ燃料生産技術の開発やバイオマスマテリアル製造技術の開発を行う研究プロジェクトを進めている。発表会では、その研究成果を中心に紹介していく。
ポスター展示のほか、13時から講演会を開く。プログラムは次の通り。
【木材からバイオマスエネルギーをつくる】
▽「木本・草本バイオマスのガス化研究成果の実用化展開」長崎総合大学客員教授・坂井正康氏
▽「ガス化した木材からバイオエタノールをつくる触媒技術の展開」東京農業大学客員教授・市川勝氏
▽「木質バイオマスを上手にガス化して電気と熱に変える」中外炉工業・西山明雄氏
▽「木質バイオマスを山から集める」森林総合研究所・陣川雅樹氏
【木材からプラスチック代替素材をつくる】
▽「木質を高配合させた複合プラスチックでいろいろな成型品をつくる」森林総合研究所・木口実氏
▽「未利用資源リグニンを利用する」森林総合研究所・山田竜彦氏
【サトウキビからバイオマスエネルギーをつくる】
▽「高バイオマス量サトウキビに適したハーベスターをつくる」農研機構・青木循氏
▽▽「高バイオマス量サトウキビを原料とした砂糖・エタノール複合生産技術」アサヒビール・石田哲也氏
【稲わらからバイオマスエネルギーをつくる】
▽「バイオマス用稲わらをほ場で迅速に乾燥し収穫する」農研機構・大谷隆二氏
▽「稲わらのバイオマス利用に適した収集・運搬方法を考える」農研機構・薬師堂謙一氏
▽「稲わらからバイオエタノールをつくるための前処理の工夫」産業技術総合研究所・澤山茂樹氏
▽「稲わらからバイオエタノールをつくるための糖化・発酵の工夫」農研機構・徳安健氏
【地球活性化のためのバイオマス利用技術の開発委託事業はどこまで到達したか】
▽「地域活性化バイオマス研究の現在」農研機構・林清忠氏
参加希望はこちらから申込みが必要。
定員300人で参加費は無料。