農政・農協ニュース

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山形の農村を舞台にしたミュージカル「おもひでぽろぽろ」の制作を発表  わらび座他

 「おもひでぽろぽろ」は、スタジオジブリのアニメーション映画として1991年に公開され人気を博した。山形の農村風景が印象的だった。
 今回スタジオジブリ作品初のミュージカル化で、2011年4月16日〜29日まで、天王洲銀河劇場で上演される。

 ストーリーは、最近疲れ気味のOL・タエ子が主人公。タエ子は休暇をとり、姉の夫の実家がある山形の片田舎、高瀬へ一人出かける。電車の中でも、本家の人々と農作業をしていても、思い出は次々にタエ子の前に立ち現れ、自然と調和した田舎の生活に都会にはない魅力を発見する、というもの。
タエ子役・朝海ひかるさん キーワードは「思い出の中に未来がある」。アニメ作品「おもひでぽろぽろ」の脚本・監督を担当した高畠勲監督は、「過去を振り返られる人間が、未来を作ることができる」というメッセージを作品に込めたという。
 タエ子役には元宝塚歌劇団雪組のトップスター、朝海ひかるさんを起用、またタエ子の母親役と田舎のお婆ちゃんの二役を、元宝塚歌劇団雪組のトップスター、杜けあきさんが演じる。
 朝海さんは「杜さんとは同じ仙台出身ということで宝塚入団当時から面倒をみてもらった。今度はミュージカルで共演できるということで、縁のようなものを感じる」とあいさつ。
タエ子の母親役と田舎のお婆ちゃんの二役を演じる杜けあきさん 杜さんは「二人とも東北出身だが、東北六県それぞれに言葉が違う。山形の言葉は難しいが、努力して良いミュージカルにしていきたい」と語った。
スタジオジブリ作品初のミュージカル化となる「おもひでぽろぽろ」 紅花が咲き乱れる山形の農村の雰囲気が、ミュージカルではどのように表現されるのか、興味が持たれる。
 同作品はJA秋田中央会からからの推薦を受けており、2012年国際協同組合年の企画として提案中だ。

(写真)上:朝海ひかるさん・下:杜けあきさん

 

(2010.11.19)