「食と農の祭典ファーマーズ&キッズフェスタ」は農業者自身が生活者・消費者の中へ入っていくこと、農業の大切さを子供たちに伝えていくことが目的。
来賓として出席した田名部匡代農林水産大臣政務官は「農業を取り巻く環境は厳しいものがあるが、一次産業は未来に希望が持てる。世界に国産農産物の良さを発信し、観光にも繋げていきたい」とあいさつした。
井関農機の蒲生誠一郎社長は「この広い日比谷公園を埋める多くの人を見ると、食と農に対する関心の高まり、農業に関連する人たちの層の厚さを実感する。このフェスタのサブテーマである、未来の子供たちのためにも、「夢ある農業ヰセキ」を提唱しこれからも農家を支援していきたい」と語った。
会場にはヰセキの精米コーナー、東都生協・生協パルシステム、JAバンクのコーナーをはじめ、女性7名が運営する山形ガールズ農場の米、野菜などの農産物や熱々の芋煮の販売、(有)瑞穂農場の牛肉の試食・販売など、多くの出展ブースが並び、大勢の来場者で賑わった。
小音楽堂では「第15回さなえ全国子ども図画コンクール」全国表彰式典が併催された。全国最優秀賞に輝いたのは、新潟県の平山綾子さん(11歳)で、タイトルは「家族で田植え」。全国優秀賞には広島県の片山知樹くん(5歳)ら3名が、全国特別賞には6名の作品が選ばれた。
選考委員からは、「これからも農業に対し、もっともっと愛情が伝わるような絵を描いて頂きたい」という言葉がおくられた。全国最優秀賞を受賞した平山さんは、受賞の感想を聞かれ、一言「うれしいです」。晴れやかな笑顔が印象的だった。
同祭典運営事務局では、20日・21日の両日で約5万8500人の来場者があったと発表した。
(写真上から)
・テープカットする田名部政務官(左から2人目)と蒲生社長(左から3人目)
・JAグループのブース
・トラクタの前で記念撮影も
・全国最優秀賞を受賞した平山綾子さん