22年よりも生産数量目標が増えたのは、8県だった。
数量で最も大きく増えたのは栃木県の1630トンで前年比0.5%、面積換算で300ha増だった。次いで茨城県が1090トン(同0.3%)増。比率では高知県が730トンで同1.4%増で最も大きかった。そのほか、前年比増だったのは、三重330トン、奈良260トン、岡山120トン、山梨40トン、静岡40トン。
一方、数量で最も大きく減ったのは秋田県で2万1450トン(同4.6%)、面積換算で3750ha減だった。次いで北海道が2万330トン(同3.4%)減だった。1万トン以上の減少となったのは、宮城県1万4260トン、岩手県1万3220トン、山形県1万2240トン、富山1万750トンと、6道県だった。比率では東京都が150トン(同16.1%)減で最大。次いで山口県が7820トン(同6.4%)減、佐賀県が9040トン(同5.9%)減、富山県が同5.2%減で、ここまでが5%以上の減少だった。
23年産米の生産数量目標は、11月29日の「食料・農業・農村政策審議会 食糧部会」で前年比18万トン(2.2%)減の795万トンに決まったが、県別の割り当てについては検討事項となっていた。