◆組合員数84万人増加
会員数は全体で1.8%減の6921会員となった。JA共済で24、JF(漁協)共済で58、中小企業等協同組合の共済で2、生協の共済で4会員が統合・合併などにより減少した。
組合員数はJA共済で6万人、生協の共済で89万人増えたため、その他の共済で11万人減少したものの合計で84万人増えて7309万人となった。
総資産はJA共済が一時払生存型養老生命共済などが伸びて1兆4528億円、生協共済も2485億円増え、合計1兆6977億円増の51兆2265億円となった。
◆受入共済掛金のみ増加
契約件数は全体で▲0.3%(42万件)の1億5320万件、共済金額(自動車共済・自賠責共済を除く)は▲1.1%(12兆497億円)の1122兆円、受入共済掛金は+1.6%(1254億円)の7兆8572億円、支払共済金は▲7.1%(3583億円)で4兆6641億円だった。
団体別に実績構成比をみるとJA共済は契約件数▲0.3%で35.8%、共済金額で▲0.6%の36.3%、受入共済掛金は▲1.2%で80.2%、総資産は前年比同の87.2%となった。
生協は契約件数+0.3%の57.0%、共済金額は+0.3%の47.6%、受入共済掛金は▲0.2%の19.1%、支払共済金は+1.1%の16.8%、総資産は+0.1%の11.2%となった。
共済種目別では生命共済が+52万件の5672万件、共済金額は▲10兆7511億円の409兆200億円、受入共済掛金は+2216億円の4兆7272億円、支払共済金は▲2189億円の2兆2630億円だった。
契約件数は全国生協連とコープ共済連が大きく伸び、支払共済金ではJA共済、全国生協連、コープ共済連などで増えた。
年金共済は契約件数が+0.3万件の468万件、受入共済掛金は▲392億円の7827億円、支払共済金は+156億円の7756億円だった。契約件数は主にJA共済で増えたが受入共済掛金では減った。
火災・建物共済は契約件数が▲58万件の3359万件、共済金額は+1兆5196億円の586兆7774億円、受入共済掛金は▲558億円の1兆6961億円、支払共済金は▲1640億円の1兆2154億円だった。JA共済での契約件数の減少が目立ち、支払共済金の減少は満期共済金の減少が主な要因となった。