農政・農協ニュース

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 【JAcomアンケート結果】 TPP参加反対が6割 賛成3割 (12月13日最終集計)

 JAcomでは、11月25日から12月13日まで日本のTPP交渉参加について読者アンケートを行いました。
 ご投票いただいたみなさま、ご協力まことにありがとうございました。

enquet101215.gifQ.TPPに参加し、貿易自由化を促進するため、農産物を含むすべての関税を撤廃することに、賛成ですか? 反対ですか?

 1 大部分の産業、地域が悪影響を受けるから、反対だ 反対-1、32%)
 2 一部の産業、地域は好影響を受けるが、多くの産業、地域が悪影響を受けるから、反対だ 反対-2、28%)
 3 一部の産業、地域は悪影響を受けるが、多くの産業、地域が好影響を受けるから、賛成だ 賛成-2、20%)
 4 大部分の産業、地域が好影響を受けるから、賛成だ 賛成-1、11%)
 5 どちらとも言えない 保留、9%)

との結果が出ました。

 あわせて、上の設問について、多くのご意見・ご感想をお寄せ頂きありがとうございます。お寄せ頂いたご意見・ご感想は、農業協同組合新聞・JAcomの今後の編集の参考にさせて頂きます。

 今後も、JAcomではさまざまなアンケートを行い、読者の皆様のご意見・ご感想を募りたいと思いますので、引き続きJAcomをご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

 

【お寄せ頂いたご意見・ご質問の中から(一部抜粋)】

に投票】
 貿易自由化で得をするのは一部の大企業だけ。金持ちがもっと金持ちになって、一般庶民は貧乏になる。閉塞感は益々強まると思う。(千葉県・30代・男)

に投票】
 TPPに参加し、すべての関税を撤廃すれば、農業が壊滅するから、大部分の産業、地域が悪影響を受けるどころか、国が滅んでしまうでしょう。(東京都・70代・男)

に投票】
 もっと日本全体を見て考えるべき。国際化に乗り遅れたくないという見栄で安易に参加すべきではないと思う。(神奈川県・男)

【 投票不明 】
 TPPへの参加は断固阻止しなければならない。労働力競合によって国民の所得低下と貧富の差が拡大する。日本の文化もなくなる。(山形県・男)

【 投票不明 】
 JAグループと農業者は、オレンジ・牛肉をはじめコメなど、いずれの場合も「自由化反対」で生産者保護の政策要求をしてきた。石炭・繊維・自動車・・あらゆる業界が自由化の荒波を乗り越えて脱皮・発展してきた。世界的にFTA体制に移行しようとしている時代に、農協のみが自由化反対闘争を継続するのであれば、20年後の農業の展望を描いて見せるべきです。さもなければ、多くの国民の賛同は得られないでしょう。

に投票】
 今のままTPPに参加すれば農業は大打撃を受けるだろうが、それは日本農業にも問題があるからではないか。食料自給率の問題は何か、大規模な生産法人だけではなぜいけないのか、などを説明しないまま賛成・反対だけを論じるのは農業にとってプラスにはならないだろう。(東京都・40代・男)

(2010.12.14)