農政・農協ニュース

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日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2010」開催

 「エコプロダクツ2010」が産業環境管理協会と日本経済新聞社の共催で12月9日〜11日の3日間、東京ビッグサイト東展示場で開催された。

全国無洗米協会のブース エコプロダクツの開催は今回で12回目となるが、今年のテーマは「グリーン×クリーン革命!〜いのちをつなぐ力を世界へ」。持続可能な社会の実現に向け、745社・団体が1762小間で最新の環境機器・商品や話題の取り組みなどを展示紹介した。
JA全農のブース JA全農は「田んぼの学校」を開いて、田んぼの環境機能や田んぼの生き物の生態などを小・中学校生や来場者に説明した。また米(食用に適さない米=資源米)を原料に使ったプラスチックで作られた食器やゴミ袋、植物由来の樹脂「ポリ乳酸(PLA)」を使った、イチゴの透明パックなど、環境対応商品をPRした。
 全国無洗米協会は、河川や海を汚染する物質を大量に含む「米のとぎ汁」を出さず、省エネで大幅な節水にも貢献する「無洗米」の環境効果を展示品やパネルで説明した。
東洋精米機のブース 東洋精米機製作所は、BG無洗米を社員食堂に導入することによる環境効果のシュミレーション(節水効果やチッソ・リン・ヘドロの流出削減量、CO2削減量などを数値化)を行い来場者に説明した。
 近年、多くの小・中学校や高等学校では環境問題を学習課題としていることもあり、「エコプロダクツ2010」では、各ブースの担当者の説明を熱心に聞く子供たちの姿が目立った。
 好天に恵まれたこともあり、開催期間中の来場者は約18万3000人にのぼったと同展広報事務局は発表した。

(写真・上から)
・全国無洗米協会のブース
・JA全農のブース
・東洋精米機のブース

(2010.12.15)