同コンテストは学校給食や社員食堂、外食・弁当を対象とし、生産者との交流などにも取り組みながら地場食材を活用した優れたメニューを表彰するもの。
　今年は８月４日から９月21日までホームページ上で募集したところ180件の応募があり、そのなかから12件が入賞作品に選ばれた。
　農林水産大臣賞（学校給食・社員食堂部門）を受賞したのは義栄会青森月見寮（青森県）の「月見野大地の恵みいっぱいおらほ飯」。同施設では自分たちで生産している作物の年間作付け計画に基づいた献立を作成して食材を利用している。また地域の園児や住民との収穫体験などによる交流も行っている。
　同外食・弁当部門を受賞したのは株式会社トーホー（兵庫県）の地元野菜を使ったブッフェメニュー。食材情報の掲示や野菜栽培体験を実施しているほか、レストランから出る食品残渣や廃食用油の再利用など環境を考えた取り組みも行っている。
　表彰式は１月12日、東京・千代田区の都道府県会館で行う。あわせて「地産地消給食等推進セミナー」を開き、大臣賞受賞者による事例発表もある。
　受賞者は次の通り。

◎学校給食・社員食堂部門
【農林水産大臣賞】
▽社会福祉法人義栄会 青森月見寮（青森県）
【文部科学大臣賞】
▽恵那市山岡学校給食センター（岐阜県）
【農林水産省生産局長賞】
▽鮫川村学校給食センター（福島県）
▽所沢市立和田小学校（埼玉県）
▽中津川市立坂本小学校（岐阜県)
▽津野町立東津野学校給食センター（高知県）
▽熊本市学校給食植木共同調理場（熊本県)
▽医療法人財団五省会介護老人保健施設 みどり苑（富山県）
【審査委員特別賞（農林水産省生産局長賞と同時受賞）】
▽鮫川村学校給食センター（福島県）
 
◎外食・弁当部門
【農林水産大臣賞】
▽株式会社トーホー（兵庫県）
【農林水産省生産局長賞】
▽株式会社日本栄養給食協会（栃木県）
▽人・季・想をつむぐ宿彩つむぎ（栃木県）
▽有限会社スタジオ・オカムラ（高知県）