1月4〜10日にかけ郡山市で見つかったカモ類の死骸7羽について国立環境研究所が遺伝子検査を実施したところ、4羽がA型インフルエンザ陽性と判明した。
この検体から分離したウイルスを北海道大学が遺伝子解析し、強毒タイプのH5N1亜型の高病原性インフルエンザであると確認。環境省は19日、これを発表した。
福島県は発生地域から半径10kmを監視区域に設定して飼養農場に聞き取り調査を実施。特段の異常がないことを19日確認した。今後さらに養鶏農家14戸(約5万3000羽)には家畜防疫員の立ち入り検査を予定している。
農水省は「(鶏卵、鶏肉など)家きんの卵や肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていない」と強調している。
また▽鶏舎の消毒▽野生生物の鶏舎への侵入防止▽人や車両の出入り制限―などの注意を呼びかけている。