開会のあいさつでJA全国女性組織協議会の佐藤あき子会長は「女性部は社会状況が変化するなかで助けあいや食農活動など細やかな感性を十分に生かした活動で地域貢献している。JA全国大会でも『地域貢献』という言葉が採択されたが、これは男性だけでなく女性も一緒になってやらなくては意味がない。まず自分たちがやらなければいけないことから意識改革をし、順序を踏まえた運動の展開をしていくべき。2日間の大会で一人ひとりがよかったと思うことを持ち帰り、地元に反映してもらいたい」と述べた。
来賓の筒井信隆農水副大臣は「▽6次産業化▽食の安全体制の確立▽戸別所得補償制度―この3本柱の農政を掲げ、自給率の向上と農山漁村の活性化に努めている。6次産業化には加工や直売所経営など、みなさんの活動の協力が大きいことを痛感している。いろんな問題や課題があるが、現場や地域のみなさんといっしょになって日本の農業、農山漁村の発展に努めていきたい」とあいさつした。
JA全中の茂木守会長は「2012年に国際協同組合年を迎えるにあたり、今こそ協同組合の価値や役割を強く社会に訴えていく必要がある。少子高齢化が進む中で地域に根ざしたJAをめざしていきたい。JAグループの事業基盤を支えるJA運営への参画強化に取り組んでいただきたい」と述べた。
1日目はJA女性組織活動体験発表で地区代表に選ばれた6人と「フレッシュミズの主張」コンクール入賞者10人の表彰などを行ったほか、東京農業大学名誉教授の白石正彦氏が「JA女性組織のネットワークを生かした自分づくりと地域が輝く生活文化活動」をテーマに基調講演した。
※2日目の詳報は後日更新いたします。