うち「農商工連携推進タイプ」で農水大臣賞に選ばれた5社の業績は次のとおり。
【(株)三奥屋】(山形県、漬物等製造)
農業者やJAと連携し、契約栽培を進め、伝統野菜を活用した商品戦略を展開。野菜原材料の国産比率は95%超。うち県産は60%超。
【朝日酒造(株)】(新潟県、酒類製造)
農業生産法人を設立。酒造好適米の契約栽培、稲作の受託のほか棚田保全なども推進。JAと連携して栽培技術の確立に取り組んでいる。
【市岡製菓(株)】(徳島県、菓子製造)
「なると金時」などの県産物を使ったお菓子を開発・製造。特に規格外の農産物を菓子にすることで生産者のメリットを高めている。
【道本食品(株)】(宮崎県、漬物製造)
県産の干し大根にこだわり国内唯一の「干したくあん専業」として契約生産者と連携しながら地域経済の一端を担っている。
【小正醸造(株)】(鹿児島県、酒類製造)
契約栽培でイモ焼酎の原料は県産100%。「生産農家の顔が見える商品づくり」をコンセプトに、生産農家をトレースできる状況。
◇
同表彰と合わせて平成22年度優良ふるさと食品中央コンクールも行われ、表彰25点がきまった。