更新とともに、熱源燃料をA重油からLPGへと転換した。この効果は合わせて年間396tのCO2削減につながる。これは例えばスギの木2万8000本が1年間に吸収するCO2排出量に相当するという。
また今回の事業により年間900万円程度の燃料費削減が見込まれ、設備更新費用を負担しても年間300万円のコスト削減効果が見込まれるとのことだ。
設備更新にあたっては環境省の「温室効果ガス排出削減・吸収クレジット創出支援事業」に採択され、設備補助・計画書作成支援を受けた。
JA全農は環境問題をJAグループ全体の課題と捉え、燃料部としては各県本部の工場などに省エネ、CO2削減に向けた具体的な提案を行うなど積極的に取り組んでいる。
大村果汁工場が導入した高効率ボイラのメーカーは三浦工業(株)、プラント工事は中国工業(株)。竣工式は3月8日、大村市富の原2の同工場で行う。
(写真)竣工式のようす