農政・農協ニュース

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CO2削減へボイラ更新と燃料転換  全農の大村果汁工場

 JA全農は長崎県本部果汁食品部大村果汁工場のボイラを高効率のものに更新したと3月2日発表した。

竣工式のようす 更新とともに、熱源燃料をA重油からLPGへと転換した。この効果は合わせて年間396tのCO2削減につながる。これは例えばスギの木2万8000本が1年間に吸収するCO2排出量に相当するという。
 また今回の事業により年間900万円程度の燃料費削減が見込まれ、設備更新費用を負担しても年間300万円のコスト削減効果が見込まれるとのことだ。
 設備更新にあたっては環境省の「温室効果ガス排出削減・吸収クレジット創出支援事業」に採択され、設備補助・計画書作成支援を受けた。
 JA全農は環境問題をJAグループ全体の課題と捉え、燃料部としては各県本部の工場などに省エネ、CO2削減に向けた具体的な提案を行うなど積極的に取り組んでいる。
 大村果汁工場が導入した高効率ボイラのメーカーは三浦工業(株)、プラント工事は中国工業(株)。竣工式は3月8日、大村市富の原2の同工場で行う。

(写真)竣工式のようす

 

(2011.03.07)