放射線物質の飛散状況を示すデータ不足や政府発表のぶれ、放射線に対する誤った知識や偏見など、国民に混乱が広がっていることから、シンポジウムではチェルノブイリや東海村などこれまでの事故の経験を踏まえ、福島第一原発の現状と今後について放射線医学の専門家が講演を行う。
チェルノブイリの被爆者医療などに携わり、今回福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーにも任命された長崎大学大学院の山下俊一教授など講師は3人。
講師とテーマはそれぞれ▽「チェルノブイリの経験から」〜福島はこれからどうなるのか?〜長崎大学大学院教授・山下俊一氏▽「放射線に関する常識・非常識」東京大学名誉教授・前川和彦氏▽「日本の放射線観から」〜情報の伝え方・受け止め方〜放射線医学」総合研究所放射線防護研究センター上席研究員・神田玲子氏。
シンポジウムのもようは日本財団ホームページでも配信される。
日時:4月5日14:00〜16:00
場所:日本財団ビル2階(東京・港区)
入場無料。参加希望者は申込みが必要。
詳しくは日本財団ホームページから。