式のはじめには出席者全員で東北関東大震災の犠牲者に対し黙祷をささげた。
鹿野農相は「今、省をあげて被災された方々への食料品の供給に努力しているところ。一刻も早く被災者の復旧・復興に力を注いでいくという、大きな使命、課題を担っているときに入省された皆さんの関わる役割は大変大きい」として「農水省が極めて重要な使命を果たしていくときがきた」と想像を絶する大震災に一丸となった対応で尽力していくことを示した。
また「『初心を忘れずに』とはよく聞く言葉だが、挑む心こそが初心の基本だろう。今までの行政の延長では、この歴史的な大困難を乗り越えることはできない。新しい発想に基づいて挑んでいかなければならない」と強調し、「挑む心を持ち続ける限り、新しい農林水産行政が確立できる。それを担っていくのが168人のみなさん。どんどん挑んでいってほしい」と期待を込めた。