JA全中の茂木守会長は「農業の衰退をいかに食い止めていくかがみなさんに課せられた仕事。JAグループに就職したということは基盤に農業者、組合員があることを意識することが大事」とし、JA綱領の理念を理解し、常に忘れず行動してほしいと述べた。
また「JAのあり方についての批判もあるが、JAの存在によって地域が成り立っていく社会を実現していきたい。今こそ一体感をもって力を合わせ、JAでなければできない存在意義を発揮してほしい」と激励した。
「JA運動実践の歩みと新規採用職員に期待すること」として講義したJA東京むさしの須藤正敏組合長は、深刻化する食料・農業問題について農業組織の代表である私たちが日本農業の重要性を国民にしっかり伝えていかなければならないとして「相互扶助の精神が21世紀の農業協同組合運動ではないか」と伝えた。
また作家でJA経営マスターコース塾長を務める童門冬二氏が記念講演を行った。
(写真)JA綱領を唱和する新規職員