農政・農協ニュース

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「牛乳・乳製品」に対する『Q&A』作成  農水省

 農水省は東日本大震災に関する情報としてホームページ上で「牛乳・乳製品」に対するQ&Aを掲載している。

 4月11日に更新された内容では原乳から牛乳・乳製品ができる工程などを解説。
 4月10日現在で出荷制限されている原乳は福島県産のもの(会津地域を除く:喜多方市、常梯町、猪苗代町、三島町、会津美里町、下郷町、南会津町)。そのため販売されているものについては放射性物質が暫定基準値を超える原乳が原料となることはなく、集荷された原乳はモニタリングを行い安全性を確認していると説明。
 出荷制限の解除についてはクーラーステーション(CS)か乳業工場の原乳を約1週間ごとに検査し、3回連続で放射性物質が一定水準を下回れば原子力災害対策本部が市町村単位での出荷制限解除を判断。解除後も約1週間ごとに検査を行っている。
 農場単位の検査でなくても安全性は確認できるのか―という問いについては、個々の酪農家から出荷された原乳がそのまま消費されるわけでないためCS単位での判断が適当であり、対策本部の考え方としても「CSまたは乳業工場単位で試料採取」と説明している。

(2011.04.13)