被災地では通帳、届出印鑑、キャッシュカードなどがない利用者でも、JAが本人確認のうえ貯金の払い戻しに対応しているほか、事情に応じて定期預金・定期積金などの期限前払い戻しにも対応している。
また、貸付金の償還についての相談や迅速な融資実行にも取り組んでいる。
今回の震災では県外への避難を余儀なくされるなど、居住地域から離れて生活する被災者も多いが、JAバンクでは、取引JA以外でも、最寄りのJA、県信連、農林中金支店で、一定の範囲内の貯金払い戻しにも応じている。JAバンクならではの一体的、弾力的な対応だ。
3月16日からの4月14日までの累計で利用者のJA管内を超えた対応は965件、県を超えた対応は1346件となっているという。