雑草は農地では作物の生長を妨げ、市街地では町の景観を損ねる植物だ。学会では過去50年間、その防ぎ方だけでなく多面的価値などについても研究してきた。本シンポジウムでは、「雑草を学ぶ 日本の雑草学50年の歩みと新たな挑戦」をテーマに雑草科学のさまざまな研究発表を行う。
9月4日の10時30分から18時10分まで、東京・築地の浜離宮アサヒホールで。参加費無料(講演要旨代2000円)だが、シンポジウム後の懇親会は6000円。定員400人ほどで、参加希望者は8月15日までに申し込む。
問い合わせは福井県立大学生物資源学部(TEL:0776-61-6000、FAX:0776-61-6015、担当:吉岡俊人)まで。
詳しいプログラムは次の通り(敬称略)。
▽「雑草学のあゆみ」(佐合隆一・日本雑草学会会長)
▽特別講演「絵本の中の雑草」(甲斐信枝・絵本作家)
▽セッション1「雑草の生き方」(冨永達・京都大学、榎本敬・岡山大学)
▽セッション2「雑草の防ぎ方」(横山昌雄・日本植物調節剤研究協会、松本宏・筑波大学、松尾和人・農業環境技術研究所)
▽パネルディスカッション「雑草を捉える新たな視点」(小林勝一郎・雑草利用研究会、露崎浩・雑草と文化研究会、小林浩幸・カバークロップ研究会、伊藤操子・都市雑草研究会、嶺田拓也・有機農業研究会)