実質GDPは季節調整済み前期比で▲1.0%を予測。年率では▲3.9%と見込んだ。名目GDPでは同▲1.2%(年率▲4.8%)。
東日本大震災の影響で各種経済指標は大きく落ち込み、2四半期連続のマイナス成長を見込んでいる。
消費はエコポイント半減による液晶テレビなどの減少に加え、震災後の外食やレジャーの落ち込みから、民間最終消費は2四半期連続減の▲0.6%と予測。民間住宅投資、設備投資は回復軌道にあったものの、減少に転じると予想している。
一方で22年度補正予算からの災害救助費計上によって、政府消費は増加を見込んでいる。