販売会は午前11時半から始まり、キュウリやスナップエンドウ、生シイタケ、ブロッコリーなど福島県産農産物を詰め合わせたセットと米を販売。職員や一般消費者のほか、鹿野道彦農水相も公務の合間を縫って立ち寄り、「家内に調理してもらう」と購入したほか、吉田公一政務官や販売に協力する田名部匡代政務官の姿もみられた。
JA全農福島の加藤広幸販売企画課長は「生産者の意欲が高まらない状況だが、より多くの消費者に食べてもらうことが産地の元気につながる。4月以降は『福島がんばれ!』ということでイベントの問い合わせや支援も数多くいただいている。福島の畜産は阿武隈山渓のものが多く、まさに原発の避難地域。価格下落と避難生活で生産者のダメージは非常に大きく、本当は肉も売りたいところ。畜産をこうやって売る機会が少ないのでオール福島県として販売してやっていければ」と話す。
この日の売上金はすべて生産者に還元される。
(写真下)鹿野農水相も福島県産品を購入して産地を応援