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国内減るも輸出が好調 放射能検査への対応図る  日本農業機械工業会

 (社)日本農業機械工業会は5月25日、御殿山ガーデン ホテルラフォーレ東京で第48回通常総会を開いた。

 平成22年度の農機の生産・出荷状況は、生産額が前年度比1.9%減の4131億円、出荷額が同2.1%増の4443億円だった。出荷額は国内が同3.9%減の2845億円だったが、輸出が同14.7%増の1599億円と好調だった。
 ただし震災直後の4月は、生産・出荷額ともに前年同月比で15%ほど減り、輸出も出荷額が同30%ほど減るなど大幅に落ち込んでいる。同会は3月31日付で被災地へ、日本赤十字社を通じて100万円の義援金を寄付した。
 蒲生誠一郎会長はあいさつで、「輸出先からの、放射能にかかる証明書提出などへの対応が求められている」と喫緊の課題を挙げるとともに、「国内農業の体質強化に積極的に貢献し、また世界の食糧需給の安定にむけてアジアを中心に食料増産へ貢献したい」と述べた。
 23年度の事業計画は、前年度に引き続き、農作業の安全対策、FOOD ACTION NIPPON推進運動への参加、排ガス規制を含む環境対策、などに取り組む。また貿易振興対策では、12月8日10日にインド・ニューデリーで開催される「国際農業機械展示会」で日本ブースを出展する予定だ。
 また、正会員代表者の変更に伴う補欠理事の選任があり、(株)IHIスターの細倉雄二代表取締役社長、(株)タカキタの松本充生代表取締役社長が、それぞれ北川良司氏、若山東男氏に代わり理事となった。

 総会終了後には、第50回従業員功労表彰者23人の受賞式を行った。
 今回の受賞者は次の通り(敬称略)。
【製造部門】 (7人)
亀田啓介((株)アテックス総合管理部主幹)
沼田貢((株)ササキコーポレーション生産本部生産部製造技術改善チームチームリーダー)
三好基(三陽機器(株)精造部生産グループグループリーダー)
岡崎【吉】裕((株)タイワ精機購買部部長代理)
松本照雄(松山(株)資材部資材課課長)
伊藤米子((株)山本製作所製造部組立第1グループ)
奥田喜久男(ヤンマー農機精造(株)伊吹工場生産管理部部品グループ課長)
【研究・開発部門】 (5人)
升岡隆(有光工業(株)技術部長開発室室長)
川中道夫(静岡精機(株)生産本部技術部部長)
岡嶋弘((株)タカキタ技術部部長代理)
山【崎】久興((株)筑水キャニコムJASPER事業部責任者(部長))
菊池悟((株)やまびこ開発本部開発第二部開発第二課マイスター)
【管理・営業部門】 (11人)
田村敬三((株)IHIスター営業本部東日本営業部部長)
久保田順吉(アグリテクノ矢崎(株)営業部アシスタントマネージャー)
田野入雅弘(金子農機(株)営業本部管理部部長)
境繁雄((株)タイガーカワシマ農機営業部部長)
丸山昭範((株)タカキタ営業部九州営業所所長(部長代理))
大輪健二((株)デリカ営業・開発技術部営業業務グループ課長)
宮本賢治(ハスクバーナ・ゼノア(株)国内営業本部東京支店営業課長)
市川普信(松山(株)営業部営業技術課課長)
齋藤勝宏((株)丸山製作所関東甲信越支店長)
石灘秀夫((株)やまびこやまびこ中部(株)富山営業所長(出向))
後藤憲衛((株)山本製作所東北営業所専任リーダー)

【 】内の字は正式には旧字体です。


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