これまで築いてきた産直のつながり、「食べる」「作る」の協同によって被災地の復興を支援し、各地の農業や食を支える地域産業を応援していくことが、希望ある日本の未来につながるのではないか。
カンパや支援物資の募集といった直接的な応援だけでなく、商品を利用することによって、被災地を支援し、日本の食と農を再生する取り組みを進める、というのがパルシステムが今年度のテーマを設定した理由だ。
今年度の運動の概要は次の通り。
テーマ:「今こそ!産直の底力復興・再生へ向けて、ここから始めよう」
▽提起1「被災地の復興を応援しよう」
パルシステム会員生協や産直産地、メーカーの被災状況を伝えるとともに、被災地支援商品の企画や応援メッセージの募集などを行い、被災地の復興を応援する。
▽提起2「『食べる』『作る』がつながろう」
これまで取り組んできた「耕畜連携」プロジェクトや「産直原料」プロジェクトなどを継続し、地域資源活用とそれによる食料自給率向上をめざす。
▽提起3「今ここから“くらし直し”始めよう」
夏場の電力不足が予測されるなか、その備えとして節電を中心としたくらしの知恵や、保存食づくりといった古くからの慣わしを生かしたくらしの見直しを提案する。