留意事項は以下の通り。
▽日中の気温の高い時間帯を外して作業を行う。休憩をこまめにとり作業時間を短くするなどの工夫を行うこと。▽水分を十分に補給。気温が著しく高くなりやすいハウス等の施設内作業ではとくに気をつけること。▽帽子の着用や汗を発散しやすい服装をすること。▽作業場所には日よけを設けるなどできるだけ日陰で作業するように努める。▽屋内では遮光や断熱材の施工により作業施設内の温度が著しく上がらないようにするとともに風通しを良くし室内の換気に努める。▽作業施設内に熱源がある場合は、熱源と作業者との間隔をあけるか断熱材で隔離し加熱された空気は屋外に排気すること。
昨年は記録的な猛暑となり農作業中の熱中症事故が多発した。今年の夏も平均気温は平年並みか高いと予想されている。また、熱中症は梅雨明け後の蒸し暑い日など、身体が暑さに慣れていない時に起こりやすい傾向があることから、農水省では今後の農作業にとくに注意が必要だとしている。