農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

県信連、経常利益1519億円 22年度

 農林中央金庫は7月6日までに県信連の22年度決算状況を公表した。

 1県1JA(JAおきなわ、JAならけん)と農林中央金庫と統合(一部事業譲渡も含む)した県を除く35信連ベースの決算。
 22年度は市中金利の低下で資金収支が改善したことや、有価証券運用にかかる売買償還損益の改善などで経常利益は前期比179億円増の1519億円となった。当期剰余金は同77億円増の1277億円で黒字決算となった。
 自己資本比率は加重平均で24.49%。前期より1.43ポイント上昇した。
 貯金残高は53兆3331億円(前期比1兆4184億円増)、貸出金は6兆9294億円(同1937億円減)、有価証券は17兆6825億円(同4413億円増)。預け金は30兆4059億円(同1兆4721億円増)となり、総資産額は58兆2962億円(同1兆6708億円増)となった。預け金のうち系統預け金は30兆2970億円。
 貸出金のうちリスク管理債権は135億円減の1158億円で、0.1ポイント低下し1.7%となった。
 なお、47都道府県のJAの資金動向は、貯金残高が1兆3409億円増の85兆8181億円となっている。貸出金は3582億円減の22兆3191億円、有価証券は388億円増の5兆599億円。JAからの系統預け金は57兆9386円で1兆5702億円増えた。

(2011.07.07)