農政・農協ニュース

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斑点米カメムシの発生多い 病害虫発生予報第5号

 農水省は7月21日、平成23年度病害虫発生予報第5号(水稲特集)を発表した。斑点米カメムシの発生が多いと警告している。

 斑点米カメムシの発生が多いのは東北、北陸、東海と中国の一部。防除のため、出穂期の10日前までに本田周辺の草刈りを終わらせるよう呼びかけている。出穂直前の草刈りは、害虫の本田への飛び込みを助長し被害を増加させるおそれがある。
 昨年、セジロウンカが媒介するイネ南方黒すじ萎縮病が、国内で初めて観測された。今年も同害虫の飛来が確認されており、南関東ではやや多い予想。同害虫の吸汁による被害だけでなく、ウィルスを保毒している可能性にも注意を払うよう、呼び掛けている。
 いもち病は、葉いもちが中国の一部で多い、四国、北東北、九州の一部でやや多い、穂いもちが、四国、南九州の一部でやや多いと予想。
 また、東日本大震災の影響でほ場の管理が困難となっている場合、雑草が繁茂し、病害虫が発生している可能性がある。そういったほ場が周辺にある場合は、観察を綿密に行うよう喚起している。

(2011.07.25)