農政・農協ニュース

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「残さず食べる」子ども増える  JA全農

 JA全農は毎年5月5日の「JA全農チビリンピック」会場で、子どもらを対象にした食べ物アンケートを行っている。
 今年のアンケート結果から「残さず食べる」子どもが昨年より増えたことがわかった。

 今年のチビリンピックは横浜市の日産スタジアムで開催。アンケートは来場した小学5〜6年生を対象に実施し、495人から回答を得た。
 06年から聞いている食育に関する質問のうち、「食べ物について家族とよく話す」という子どもは昨年最低値だった17%から23%に上昇。また「残さず食べる」という子どもも昨年の65%から73%に改善した。
 「食べ物について家族とよく話す」子どもは23%という結果だが、「食べ物や栄養のことについて家の人から言われていること」を聞いたところ、全体の8割ほどになる495人中397人が、バランスよく食べることや残さず食べること、好き嫌いなく食べること、など何らかの回答をした。
 米粉パンについて聞いたところ、「食べたことがある」子どもは48%で昨年から5ポイント増え、「知らない」という子どもも昨年の27%から16%に減った。この1年間で米粉パンの認知度は上がっている。

◆被災地へのメッセージも

 今回チビリンピックは「支えあい、ともに乗りこえよう」をスローガンとしたことから、震災後に被災地支援などのために取り組んでいることも聞いた。「うちや学校で節電をしている」が約8割でもっとも多く、次いで「義援金や募金を送っている」(54%)、「被災地の方でとれた野菜などを食べる」(16%)となった。
 また被災地の子どもたちへのメッセージも452人から寄せられた。

(2011.08.05)