センターでは従来インターネットで、量販店などの牛肉パックに記載されている10桁の牛個体識別番号を入力すると、生まれた牧場からと畜場まですべての経緯がわかるトレーサビリティシステムを運用しているが、7月下旬に一部の牛肉から基準値を超える放射性物質が検出されたことをうけて、放射能汚染の可能性があるかどうかがわかる新たな検索システムを始めた。
新システムは、従来のシステムとは異なる新たなサイトで運用している。
新システムで個体識別番号を入力すると、その牛に放射能汚染の可能性があるかどうかがひとめでわかる。可能性がある場合は赤字で「追跡調査対象」「回収対象」などと表示され、可能性がなければ黒字で「回収対象外」と表示される。センターでは、もし赤字で「追跡調査対象」「回収対象」などと表示された場合、すぐに最寄りの保健所に連絡するよう呼びかけている。
新システムは一般消費者、流通業者などを問わず幅広く使われており、運用開始翌日の2日には1日1万8000回ほどの検索利用があった。
詳しくは家畜改良センターホームページで。