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家庭での節水強化増える 大震災後の意識変化を調査

 住宅設備機器などの総合メーカーLIXILは「東日本大震災と節水に関する意識と実態調査」をまとめ、8月5日発表した。

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 大震災後に「節水を始めた」という回答が7%。「以前から節水しているが、さらに強める」との回答23%を合わせると約3割が大震災後に節水を開始または強化していることが、この調査でわかった。
 最も多かったのは「以前から節水をしており、今後も続ける」の53%だった。節水派は男性よりも女性に多く、また被災3県を含む東北地方と関東に多かった。
 一方、「節水はしていないし、今後もそのまま」という非節水派は17%だった。
 節水の理由については[1]水道代節約のため74%[2]水は大切な資源だから60%[3]節水は当たり前との意識があるから48%―などの順。
 年代別にみたところ、60代だけは「水は大切な資源」がトップ(65%)に上がり、水道代節約は2位だった。
 節水している場所については風呂が88%でトップ。次いでキッチン69%、洗濯場、洗面室、トイレの順。
 家庭で水を一番多く使う場所は平均的にトイレといわれるが、ここでの節水方法を尋ねたところ、「大小レバーを使い分ける」が72%、「消音のための2度流しをしない」が49%で群を抜いて多かった。
 同調査は7月20〜21日にWebモニターによるアンケートで実施。配偶者と同居している全国の20〜60代の男女を対象とした。

(2011.08.10)