米の所得補償交付金の申請件数は、90万3294件で昨年のモデル対策よりも5万3462件増えている。また、今年度から新たに加わった畑作物の所得補償交付金の申請件数は9万7590件となっている。
新規需要米や水田での麦、大豆作などの作付に対する水田活用の所得補償交付金の申請は60万3601件でモデル対策より11万48件増加した。
これらの申請件数全体では103万8477件となったが、東日本大震災の影響で申請期限を8月末まで延長している東北の5県を除いたもので、今後申請件数はさらに増加することが見込まれている。7月末時点で5県からの申請を加えた件数は119万2576件となっている。
◆飼料用米の作付計画、2万6000ha
米の所得補償交付金申請件数に基づく主食用米の作付計画面積は95万728ha。申請件数が増えたことから、いわゆる計画生産に参加する面積としては昨年よりも約2万ha増加している。
畑作物の作付計画面積は、麦23万5000ha、大豆10万haとなっている。
水田活用の所得補償交付金の対象作物のうち、飼料用米の作付計画面積は、昨年よりも1万5356ha増えて2万6087haとなっている。そのほか麦、大豆、飼料作物、米粉用米、ソバなどでも作付計画面積は増加しているが、加工用米は昨年度の生産過剰を反映し、約7000ha減少して2万5000haとなった。