農政・農協ニュース

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米の所得補償への申請、昨年より5万件増

 農林水産省は7月31日現在の農業者戸別所得補償制度への加入状況などをまとめて公表している。

 米の所得補償交付金の申請件数は、90万3294件で昨年のモデル対策よりも5万3462件増えている。また、今年度から新たに加わった畑作物の所得補償交付金の申請件数は9万7590件となっている。
 新規需要米や水田での麦、大豆作などの作付に対する水田活用の所得補償交付金の申請は60万3601件でモデル対策より11万48件増加した。
 これらの申請件数全体では103万8477件となったが、東日本大震災の影響で申請期限を8月末まで延長している東北の5県を除いたもので、今後申請件数はさらに増加することが見込まれている。7月末時点で5県からの申請を加えた件数は119万2576件となっている。


◆飼料用米の作付計画、2万6000ha

 米の所得補償交付金申請件数に基づく主食用米の作付計画面積は95万728ha。申請件数が増えたことから、いわゆる計画生産に参加する面積としては昨年よりも約2万ha増加している。
 畑作物の作付計画面積は、麦23万5000ha、大豆10万haとなっている。
 水田活用の所得補償交付金の対象作物のうち、飼料用米の作付計画面積は、昨年よりも1万5356ha増えて2万6087haとなっている。そのほか麦、大豆、飼料作物、米粉用米、ソバなどでも作付計画面積は増加しているが、加工用米は昨年度の生産過剰を反映し、約7000ha減少して2万5000haとなった。

(2011.09.02)