農政・農協ニュース

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JAのリスク管理債権比率、減少 農水省調べ

 農林水産省は9月2日、22年度末の農協系統金融機関のリスク管理債権の状況を公表した。

 22事業年度末調査は東日本大震災の影響で東北3県のJA(岩手県9JA、宮城県15JA、福島県17JA)を除いてまとめた。
 農協系統金融機関のリスク管理債権の額は、1兆1380億円で対前年度比1270億円の減少となった。
 リスク管理債権比率は0.3ポイント減少し2.6%となった。
 これを機関別にみると、農林中金2.1%、信連1.7%、JA3.2%となっている。ちなみに全国銀行は2.5%、信金・信組は6.2%となっている。
 また、金融再生法開示債権の額は、1兆1500億円で対前年比1310億円の減少となった。比率は0.3ポイント減の2.6%。金融再生法開示債権とは、貸出金や貸出金に準じる債権のうち、経営破たんに陥っている債権者に対するものなどが条件となっている。

(2011.09.05)