向こう1カ月の主な病害虫の発生予察では水稲に穂いもちの発生が多いと予想される。
葉いもちの発生が多く上位葉に葉いもちの病斑がみられる場合は穂いもちの発生が懸念されるため、穂ばらみ期と穂ぞろいに薬剤防除の実施が必要。
大豆と野菜ではハスモンヨトウの発生が多いと予想される。早期発見に努め、適期の薬剤防除を。
果樹ではナシの黒星病とブドウのべと病が多いと予想。
これらの病害は雨が続くと発生が助長されるため、天候に注意して適期の薬剤防除を実施するようにと呼びかけた。
防除の留意点としては▽病害虫が薬剤抵抗性を獲得しないよう同一系統薬剤の連続使用を避けること▽大震災の影響などで作付けが困難になった地域では雑草が茂って病害虫が発生することが考えられるため、その周辺のほ場では観察を綿密にして状況次第で防除ができるようにすること、などをあげた。
次回第8号の予報は10月6日の予定。