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表彰大会で
JA―POP甲子園は組合員の満足度向上やJAの販売力強化を目的に、JAの生産資材店舗が農薬の売り場づくりを陳列やディスプレイで競い合うコンテスト。10回目を迎えた今年は過去最多となる515店舗・144JAから応募があり、表彰大会にはその難関を勝ち抜いて最優秀賞となったJA水戸・ひぬま営農資材センター、JAいなば・グリーンセンターをはじめ12JAが参加した。
今年はホームセンターを意識して陳列時期を2月に早める「早期陳列」と、その成果の「数値評価」を重視し、これまで「春の選抜大会」と2本柱で行っていたものを同コンテストに1本化した。また必須品目とするラウンドアップマックスロード、ジェイエース粒剤のほかに、AVH-301含有剤、MY-100含有量を自由参加のトライアル品目として新設した。
JA全農肥料農薬部の上園孝雄部長は「今年は参加店舗が昨年より約5割増え、数値評価でもラウンドアップの平均実績が前年比112%と具体的な効果が数値となって現れ、力強い取り組みになった。JAグループの購買事業は予約中心だが、店舗販売はわれわれが考える以上に重要。情報発信力という意味でPOP甲子園の意義を再度評価したい」とあいさつした。
来賓の日産化学工業農業化学品事業部の浜本悟副事業部長はPOP甲子園が“JAだからできる組合員への提案は何か”を考えるという次のステップへと発展することを期待すると述べた。
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受賞JAは次の通り。
【大型部門】
◎最優秀賞
▽JA水戸(茨城)・ひぬま営農資材センター
◎優秀賞
▽JAいわて中央(岩手)・グリーンセンター矢巾
▽JAさがえ西村山(山形)・アグリ寒河江店
◎特別賞(陳列部門)
▽JAみのり(兵庫)・グリーンコープ
▽JA鹿本(熊本)・植木北部営農センター
▽愛知みなみ(愛知)・第7事業所伊良湖岬支所
◎特別賞(数量部門)
▽JA三重中央(三重)・営農センター一志
▽JA斐川町(島根)・グリーンセンター
▽JAいわて中央(岩手)・グリーンセンター都南
【簡易部門】
◎最優秀賞
▽JAいなば(富山)・グリーンセンター
◎優秀賞
▽JA南彩(埼玉)・蓮田営農経済センター
▽JAあおば(富山)・婦中営農経済センター
◎特別賞(陳列部門)
▽JA岡山西(岡山)・西部農産資材の店
▽JA秋田しんせい(秋田)・仁賀保生産資材センター
▽さがえ西村山(山形)・アグリ河北店
◎特別賞(数量部門)
▽JA筑前あさくら(福岡)・西部営農センター
▽JAたじま(兵庫)・日高営農生活センター
▽JAひがしみの(岐阜)・恵那北グリーンセンター
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大型部門で最優秀賞に輝いたJA水戸ひぬま営農資材センターの売り場。売り場の工夫で組合員の利用度が高まっただけでなく職員の商品知識が深まり、店舗自体が活性化したという。