農政・農協ニュース

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震災遺児の進学支援 カゴメなどが基金つくって寄付金募る

 食品メーカーのカゴメとカルビー、それにロート製薬が発起企業となって大震災遺児の進学を支援する基金が設立された。

 東日本大震災で両親を失った子どもは3県で200人超、片親を失った子どもは2000人近いとされる。その遺児たちのため3社合同で奨学基金を設立した。目的は人材育成。対象は大学、短大、専門学校などの合格者。名称は『みちのく未来基金』。
 特長は▽入学金および卒業までの授業料などの全額給付▽返済義務なし▽他の奨学金との併用需給もできる―など全く新しい給付制度で、年間の給付金上限は300万円。基金の総額は25年間で40億円を想定した。
 垣根を越えた企業同士が合同することで支援の規模を拡大できるとした。今回は3社が中核となるが、今後は同じ志を持つ全国の幅広い業種の企業や個人の参加を期待しているという。財団スタートは10月を予定。
 『みちのく未来基金』準備事務局ホームページは9月21日オープンした。 寄付金受付:TEL022-777-8157。

(2011.09.28)