農政・農協ニュース

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宮崎県綾地域をユネスコエコパークに推薦 照葉樹の大規模自然林が現存

 日本ユネスコ国内委員会の分科会は9月29日、宮崎県の綾地区をユネスコエコパークに推薦することを決めた。

 日本では屋久島や大台ケ原・大峰山など4カ所が1980年に登録され、世界では現在114カ国580地域となる。東諸県郡綾町は来年の登録をめざして申請した。
 綾川流域は東アジア照葉樹林帯の北限付近にあり、自然林が最大規模で残され、多くの日本固有種で構成。標高約1200m以上にはブナの優占する自然林が現存する。
 また林野庁や県町は生態系の保護・復元・共生を目指すプロジェクトを推進。有機農業との連携によるエコツーリズムなども実施している。
 対象は綾町と小林市、西都市、国富町、西米良村。総面積約1万5000ha。

(2011.09.30)