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都内の高校で「自転車交通安全教室」  JA共済連

 JA共済連では地域貢献活動の一環として、交通事故対策活動に警察などと連携して取り組んでいる。
 そのうちの一つである中高生を対象にした「自転車交通安全教室」が10月4日、東京都立葛西南高校で開かれた。

「自転車安全利用五則」で安全走行を呼びかけた 交通安全教室は、日ごろ自転車に乗る機会が多い中高生に自転車事故の危険を理解してもらい、事故の発生を未然に防ごうと実施している。
 葛西警察署の西村交通課長は「都内で昨日までに163人が交通事故で亡くなっており、そのうち29人が自転車事故。だから真剣に聞いて自分で理解してほしい」と述べた。
 交通安全教室は事故の危険性を疑似体験する方法で行われ、実際にスタントマンが登場。違反走行や飛び出しによるオートバイとの衝突、傘をさしながらの2人乗り走行による接触事故、乗用車の死角による事故など、危険な自転車走行による交通事故の場面を再現し、生徒にその危険性を伝えた。事故の瞬間を衝撃的な音とともに目と耳で体験した生徒からは悲鳴があがる場面もあり、感想を聞かれた生徒は「怖かった」「びっくりした」と話した。
 葛西警察署は「自転車は車と同じ軽車両。車と同じ方向で走り、信号や一時停止もしっかり守って走ってほしい」と正しいルールを伝え、実際に高校生が自転車で加害者となる事故が起きていることから「自分がそうならないために交通ルールを守ってほしい」と交通安全を呼びかけた。
 野村公郎校長は「いつどこで事故に遭遇するかわからないので常に当事者意識を持って一人ひとりが安全を意識して日々生活してほしい。絶対加害者にならないこと」と強調した。

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(写真)
上:「自転車安全利用五則」で安全走行を呼びかけた


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