農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

労働法務の相談減る  JC総研

 JC総研はJAや中央会から「労働法務に関する相談」を受け付けているが、10月12日に平成23年度上半期の相談件数と内容についてまとめた。

 相談件数は295件で前年同期に比べて94件・24.2%減だった。ここ数年、相談件数は増加傾向だったが、大幅に減ったことについてJC総研では、今春は労働関係法改正がなかったこと、東日本大震災による事業の一時的な停滞、などが影響したと見ている。夏以降は例年と同程度の件数が寄せられているという。
 相談内容でもっとも多かったのは、労働時間管理関係で54件(前年同期比5件増)。そのほか項目別で増えたのはパート労働関係で37件(同15件増)だった。
 賃金・退職金関係が53件(同14件減)、メンタルヘルス関係が18件(同15件減)と、そぞれ減少。
 また、東日本大震災に関連して、被災職員の労災対応、事業所の被災と職員の労働条件確保、計画停電に対応した労働時間管理、などが計20件寄せられた。
 JC総研ではこれら相談のほか、人事労務関連のセミナーや弁護士による法律相談(有料)を行っている。

相談件数の推移

(2011.10.13)