農政・農協ニュース

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国内畜産物の安定供給に向けた国産飼料プロジェクトの成果発表会

 農水省は昨年度から委託プロジェクト研究として「自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値技術の開発」を5カ年計画で進めている。この研究の成果発表会を(独)農業・食品産業技術総合研究機構と共同で11月8日、東京・港区の南青山会館で開く。

 日本の畜産経営は輸入飼料への依存が高く、海外の飼料価格の変動から大きな影響を受ける状況にある。こうした現状から脱却し、国内の畜産物の安定供給を確保しようと、研究では飼料用米の品種と栽培技術の開発などに取り組んでいる。
 発表会では飼料用米の給与技術についてのこれまでの成果発表と総合討議を行う。成果発表の内容は次の通り。
▽「飼料用米や機能性のある有色素米の飼料特性」(独)農研機構畜産草地研究所 永西修
▽「飼料用米を効率よく給与するための調製・加工方法」(独)農研機構畜産草地研究所 浦川修司
▽「乳牛(育成牛)への飼料用米給与の影響」千葉畜産総合研究センター 川嶋賢二
▽「乳牛(泌乳牛)への飼料用米給与の影響」三重県畜産研究所 山本泰也
▽「肉用牛への飼料用米給与の影響」福島県農業総合センター畜産研究所 鈴木庄一
 時間は13時〜17時、場所は農林水産省共済組合南青山会館大会議室(東京都港区)。
 参加費無料。参加希望者はこちらの用紙に記入の上、申し込みが必要。定員200人。締め切りは10月31日。

(2011.10.17)