このコンクールは農村地域で農業者や地域住民、ＮＰＯなどが協力し、農業生産との調和を図りながら自然環境の保全・再生活動に取り組む優良団体を表彰するもの。
　今年は全国28都道府県からＮＰＯ法人や農業者団体など52団体からの応募があり、各賞全７団体が受賞した。
　農林水産大臣賞に輝いたのは北海道の栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会。離農跡地の水田と周辺の林地を「人が自然の恵みと共存する里山」とし、復元活動と都市農村交流などの拠点として保全管理を行っている。農村コミュニティを維持再生する活動内容が総合的に優れた取り組みとして評価された。
　表彰式は10月23日11時から千葉県野田市の東京理科大学カナル会館で行う。

◇

　全受賞団体は以下の通り。
▽農林水産大臣賞・栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会（北海道）
▽農村振興局長賞・特定非営利活動法人しろい環境塾（千葉）
▽環境省自然環境局長賞・特定非営利活動法人蕨野の棚田を守ろう会（佐賀）
▽子どもと生きもの賞・久米島ホタルの会（沖縄）
▽地域資源活用賞・草道公民館（鹿児島）
▽パートナーシップ賞・水土里ネット阿蘇（熊本）
▽オーライ！ニッポン賞・東沢地区協働のまちづくり推進会議（山形）
　受賞団体の詳細はこちらから。