24日正午には、東京・銀座の数寄屋橋交差点周辺、新橋SL広場、赤坂見附駅周辺で街宣活動を行った。「TPPは国のかたちを変えてしまいます。ぜひ一緒になって考えてください」などと呼びかけながら、岩手県産リンゴとともにTPPへの関心を促すチラシを配布。「私も反対」「がんばってください」などと声をかける人々もいた。
しかし、チラシを受け取った40代女性は「農業が大変なことになるのはなんとなくわかってきたが、それ以外への影響がわからない」、60代男性は「もう少しで定年なのだが、医療制度や保険が変わるのは困る」などと、いまだTPPへの影響について分からないとの声も多く、まさに国民への説明がないままTPP交渉参加を進めようとしている現状が明らかになった。
数寄屋橋交差点周辺には日本共産党の志位和夫委員長が訪れ、「TPPはアメリカのルールを押し付け、日本を属国化しようとする動きだ。なんとしても食い止めなければいけない。JAグループのみなさんのがんばりを応援したい」と激励した。
活動に参加したJA全中の谷口肇常務理事は、「もっともっと反対の声を届けたい。ここだけが剣が峰ではないが、ともかくこの3日間悔いのないように呼びかけたい」と、さらなる運動の盛り上がりに意欲を見せた。
ネットワークでは、25日正午から新橋SL広場、赤坂見附駅周辺で、26日は午後1時から日比谷公園で決起集会を行い、デモ行進にあわせて午後3時からは銀座駅数寄屋橋交差点周辺で街宣活動を行う。
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上:立ち止り話を聞く人もいた
下:激励に訪れた日本共産党・志位委員長