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肥料の安定供給を約束 カナダの肥料会社が全農訪問

 肥料原料となる塩化加里で世界最大の輸出会社であるカンポテックス社と、同社の出資社でありまた加里を供給する生産会社のモザイク社は10月25日、JA全農を表敬訪問した。

握手する3者。(左から)デッカ氏、中野氏、プロコパンコ氏 カナダは世界最大の加里輸出国であり、世界の年間輸出量4350万トンの3分の1以上を占める。中でもカンポテックス社の輸出量は年間1000万トンあり、世界最大だ。
 同社と全農は約40年前から取り引きしており、現在は年間約17万トンを輸入している。
 モザイク社は3つの加里鉱山を持つ生産会社で、カンポテックス社への出資比率は35%で、6鉱山を持つPCS社の55%に次いで2位だ。
 25日にはカンポテックス社本社社長のスティーブ・デッカ氏、同日本支社長の石井宏明氏、モザイク社社長のジェームス・プロコパンコ氏らがJA全農を表敬訪問。JA全農からは中野吉實・経営管理委員会会長、成清一臣・代表理事理事長、神出元一・代表理事専務、山【崎】周二・常務理事らが応対した。
 中野会長は「引き続き加里の安定供給をお願いしたい」と述べ、デッカ氏らも握手でそれに応じた。また、中野会長がコメなどの生産者であることから、世界的な穀物高騰などについて意見交換した。

※山崎氏の「崎」は正式には旧字体です。

(写真)
握手する3者。(左から)デッカ氏、中野氏、プロコパンコ氏

(2011.10.27)