カナダは世界最大の加里輸出国であり、世界の年間輸出量4350万トンの3分の1以上を占める。中でもカンポテックス社の輸出量は年間1000万トンあり、世界最大だ。
同社と全農は約40年前から取り引きしており、現在は年間約17万トンを輸入している。
モザイク社は3つの加里鉱山を持つ生産会社で、カンポテックス社への出資比率は35%で、6鉱山を持つPCS社の55%に次いで2位だ。
25日にはカンポテックス社本社社長のスティーブ・デッカ氏、同日本支社長の石井宏明氏、モザイク社社長のジェームス・プロコパンコ氏らがJA全農を表敬訪問。JA全農からは中野吉實・経営管理委員会会長、成清一臣・代表理事理事長、神出元一・代表理事専務、山【崎】周二・常務理事らが応対した。
中野会長は「引き続き加里の安定供給をお願いしたい」と述べ、デッカ氏らも握手でそれに応じた。また、中野会長がコメなどの生産者であることから、世界的な穀物高騰などについて意見交換した。
※山崎氏の「崎」は正式には旧字体です。
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握手する3者。(左から)デッカ氏、中野氏、プロコパンコ氏