「未来の子どもたちにしっかりした日本を残したい。心を一つに結集して断固反対しよう!」。JA全青協の牟田天平会長は、座り込み開始とともに、集まった盟友らに呼びかけ、TPP交渉参加への断固反対を訴えた。
遠藤友彦副会長は、「福島ではまだ困っている、泣いている人がたくさんいる。人の痛みがわからない国を先進国とは言わない。国内の復興すらできない人たちがまともに外交ができるわけがない」とし、震災復興や福島第一原発事故の終息をまず優先すべきだと訴えた。
抗議活動には、TPP交渉参加への反対を表明する国会議員らが次々と激励に訪れ、「農業だけでなく、日本を守るために徹底的にがんばってほしい」、「次代を担う若者の力で、交渉参加反対を勝ち取ろう」などと呼びかけた。また、数人の議員からは、TPP反対に向けては与野党挙げての署名活動をしていること、現在開かれている臨時国会でTPP反対を決議することをめざしていること、などが報告された。
TPP交渉参加への反対運動としては、「TPPから日本の食と暮らし、いのちを守る国民集会」が8日13時30分から東京・両国の両国国技館で6000人規模の集会を開く。
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上:TPP交渉参加断固反対を訴える牟田会長(左)
下:子どもたちに明るい日本を残そう、とシュプレヒコール