農政・農協ニュース

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農地周年活用技術の研究成果発表会

 農水省は食料自給率向上に向け、昨年から水田などの周年活用技術研究を委託プロジェクトによって進めてきた。
 その成果発表会「生産コスト半減を目指す大規模畑作、水田作農業〜担い手の育成に資する新しい生産システムの開発〜」を農研機構と共同して12月8日、都内で開く。

 農水省では食料自給率の向上には畑の周年高度活用と生産コストの大幅な低減が重要であるとして、昨年度から5カ年計画の委託プロジェクトとして「水田の潜在能力発揮等による農地周年有効活用技術の開発」について研究している。
 今回はこれまでの研究成果について発表する。
 時間は13時〜17時30分。サイエンスホール(東京都千代田区北の丸公園内)で。入場無料。定員350人。参加希望者は事前申し込みが必要。締め切りは11月30日。詳細は農水省ホームページから。

 成果発表者とテーマは次の通り。

▽「畑作営農指導に利用できる『GIS』を活用した生産診断システム」」 竹内晴信氏(地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 十勝農業試験場)
▽「寒冷地1年1作体系における水稲、大豆の低コスト、省力栽培技術」 片山勝之氏(農研機構 東北農業研究センター)
▽「寒冷地2年3作水田輪作地帯における省力低コスト栽培技術」 関正裕氏(農研機構 中央農業総合研究センター )・星信幸氏(宮城県古川農業試験場)
▽「ディスク作溝型不耕起播種機による温暖地乾田型2年3作水田輪作体系の概要と生産コスト評価」 大下 泰生氏(農研機構 中央農業総合研究センター )
▽「高速小明渠浅耕播種機を用いた稲・麦・大豆2年3作輪作体系」 中西幸峰氏(三重県農業研究所)
▽「暖地二毛作地帯における新しい水田輪作技術」 田坂幸平氏(農研機構 九州沖縄農業研究センター)

(2011.11.18)