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女性委員ゼロの農業委員会は712  全国農業会議所

 全国農業会議所は第21回農業委員統一選挙後に実施した農業委員会や委員数などの調査結果(8月1日時点(沖縄は10月1日時点))を11月22日に発表した。
 女性農業委員が1人以上いる農業委員会数は平成20年7月の前回調査から98増えたが、女性農業委員ゼロの農業委員会は712と目標達成まではほど遠い。

 農業委員会数は市町村合併などの影響で前回調査よりも79減の1715となり、農業委員総数も1427人減の3万6080人となった。
 一方、女性農業委員は前回より315人増えて2059人となり、全農業委員数に占める割合は1.1ポイント増えた。1農業委員会あたりの女性農業委員数も同0.2人増の1.2人となった。
 女性農業委員がもっとも多い県は長野県で157人、次いで愛知県で87人。比率の高い県は栃木県と長野県で11.3%となっている。また、前回より女性農業委員が増えた県は39道府県で前回調査の13道県から増えた。


◆栃木・山口の全委員会に女性委員

 女性農業委員が1人以上いる農業委員会数は1003(58.5%)となり、前回より98(10.8%)増えた。全農業委員会に占める割合も8.1ポイントの増となった。
 また、栃木県と山口県では全国で初めて全ての農業委員会に女性農業委員が誕生した。
 複数の女性農業委員がいる農業委員会は663(38.7%)で、前回より102(18.2%)増えた。全農業委員会に占める割合も7.4ポイント増えた。
 政府が第3次男女共同参画基本計画の中で成果目標に掲げている「平成25年度までに女性農業委員ゼロの農業委員会を解消」するには712委員会での女性委員の誕生が必須となる。

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