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米粉で作ったフレーク「コメフレ」を新発売  JA全農

 JA全農は、日清シスコ(株)と三菱食品(株)と共同開発した米粉を使ったフレーク「全農コメフレ」を3月5日から全国で発売する。

米粉で作ったフレーク「コメフレ」を新発売 JA全農が国産米を供給し、シリアルメーカー大手の日清シスコが製造、全国の量販店にチャネルを持つ三菱食品が販売する。
 国産の米粉で作った軽い食感と自然な味わいがこのフレークの特徴で、三温糖で仕上げたシュガー味とココアパウダーで仕上げたココア味の2種類を販売する。標準小売価格は350円(220g)。
 日本スナック・シリアル協会の調べでは、シリアル市場は平成22年度で約257億円で堅調に推移しているという。また、健康ニーズを満たすヘルシー志向商品が登場し、ユーザーの世代拡大と商品の多様化が進んでいるとされる。
 一方、米粉用米の生産は22年に約2万7000tとなった。主食用米以外の新規需要米として政策支援もあることから今後の増加も見込まれているが、需要拡大のためには日常的に利用されている食品としての商品開発と、安定的な供給体制が必要になる。今回のJA全農などによる共同開発では「国産米の新しいニーズ」を発掘するとともに、シリアル市場での差別化商品として売り出すとともに、安定的な国産米粉の供給をめざす。

(2012.02.01)