23年度は中国5万1095t、米国2万3928t、豪州1万6134t、タイ7822tとなった。グラフに示したように米国産、タイ産は砕精米での輸入が多かった。
農水省が定める「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」で国産米の生産数量目標や需給見通しなどを示すとともに、輸入米についても決めている。WTO協定で日本は最低輸入数量を平成12年から年77万t(玄米)とされており、このうち売買同時契約で輸入するSBS輸入枠は10万tとされている。SBSは販売側と買入側が同時に入札するもので国内での売り先が決まっているとされ、外食産業などの主食用として販売されている。 2月20日に実施された入札結果によると、売り渡し価格は米国産(うるち精米中粒種)が1t18万3359円、豪州産(同)1t20万円、中国産(うるち玄米)同)1t24万5000円となっている。
24年度もSBS輸入米枠は10万tを予定している。