向こう1か月の主要な発生予察情報については、これから育苗が始まる水稲に対しては種子伝染性病害の発生を防ぐため、塩水選、種子消毒を的確に実施し、健全な苗の育成を呼びかけた。
施設栽培で夜間に施設内の加温をする場合は、施設内の温度が外気温より高くなり、病害虫が発生しやすい環境になるため注意が必要と指摘した。
果樹などでは大雪で枝折れなど損傷した樹体は、病害虫に侵されやすいので傷口に薬剤を塗布するなどの処理を実施するようにと注意した。
果樹や茶などでは病害虫の越冬量と越冬密度を低下させ、今春の病害虫の発生を抑制するために、病害対策として罹病枝葉の除去と病斑部の削り取り、虫害対策として粗皮削りやマシン油散布など園地の適切な管理に努めることとの情報を出している。