この奨学金は植物保護に関心を持つ農業後継者で、県立農業大学などで優秀な研究を行った農家子弟に対して贈られるもの。今回で29回目で、奨学金の受賞者は今回を含めてのべ135人となった。
受賞した5人は在籍大学の校長より、奨学金10万円と賞状が贈られる。
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今年の受賞者と研究課題は次の通り(敬称略)。
▽「輪ぎくの十月出し抑制栽培とダミノジット処理による花長伸長の抑制効果の検証」高橋修平(山形県立農業大学校野菜・花き経営学科花きコース2年)
▽「ナシ新品種『豊華』の黒星病をはじめ主要病害に対する対病性と果実品質並びに生育の特性に関する研究」恩田悠人(千葉県農業大学校研究科果樹園芸専攻1年)
▽「植生管理を利用した環境に優しい夏秋ナス栽培の検討」保富舞(奈良県農業大学校専門課程野菜コース2年)
▽「アールスメロン栽培における総合的病害虫管理(IPM)の効果」吉井悠起(鳥取県立農業大学校養成課程野菜コース2年)
▽「佐賀平坦地域における病害虫削減による四季成り性イチゴの生産」長尾美希(佐賀県農業大学校農産園芸課程野菜複合専攻2年)