桃の節句に合わせて福島の桃の果汁を地酒とブレンドし、甘くて飲みやすいリキュールが誕生した。
23年産のモモは原発事故による風評被害を受けた。こういった状況に全国の消費者から被害に苦しむ生産者を思って「涙を流している」という励ましの手紙が届き、これまでは苦境のため流してきた生産者の涙が感謝の涙や「新たにがんばろう」という嬉し涙に変わった。ネーミングにはこういったさまざまな「涙」の意味を込めた。
同JAの菅野孝志専務は「ネガティブな涙ではなく、あえて23年産のモモを使うことで新たな挑戦にしたい」と話し、売上目標10万本を達成したいと期待を込めた。菅野専務によると、ふつうに飲んでもおいしいが、炭酸で割ると一層飲みやすくなるという。
500ml1260円で、販売額の1%は被災地復興の支援にあてられる。問い合わせは同JA直販課024-553-3657まで。