【水稲】
いもち病、ばか苗病などの種子伝染性病害を防ぐため、これらの病害が発生したほ場や感染の可能性があるほ場で採取した種子は使わず、また塩水選や種子消毒を的確に実施する必要がある。
また、いもち病の伝染源となる育苗施設内外の籾がら・稲わら、田植え後に本田に放置された補植用取り置き苗は早期に除去する必要がある。
【麦】
赤かび病の発生は「平年並み」の予想だが、麦の種類別にそれぞれ最初の適期を逃さず防除する必要がある。小麦、六条大麦は開花を始めた時期から開花期まで、二条大麦は穂揃い期10日後頃が防除の適期となる。
【野菜・花き】
施設栽培では、病害虫の発生を助長する過湿を防ぐため、施設周辺の排水路を整備し雨水が施設に入らないようにすること、また、作物の株間の通風をよくすることなどの注意が必要となる。
【果樹】
かんきつ類、ナシ、ブドウなどでは、越冬病斑の削り取り、罹病落葉・枝の除去を行うこと、また、雪によって枝折れなどの損傷した部分は病害虫に侵されやすいため、傷口に薬剤を塗布することなどが必要となる。
果樹カメムシ類の越冬量は北東北、関東、東海、中国、四国で「多い」と予想されるため、例年、被害が多い園地や山林に隣接した園地では飛来の観察をきめ細かく行う必要がある。
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病害虫の発生予報第2号は5月17日に発表する予定で、今年度は25年2月まで計10回の発表を予定している。